金沢で、養蜂を営むということ。
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養蜂部 坂本貴宏 Takahiro Sakamoto幼いころから昆虫が好きで入社、養蜂部ひとすじ18年。一女一男の父親。釣りと料理が大好きで、休日ごはん作り当番&子どもたちのお弁当、お菓子作りまでこなす。悩みは、養蜂オンシーズンは休日関係なく養蜂場に通い詰めるので、釣りも料理も子どもたちの相手もなかなかできないこと。
雨が多い金沢で、養蜂ってけっこう大変。
こんにちは。養蜂部スタッフの坂本です!
記念すべき第1回ということで、今回は僕たちの養蜂場をご紹介します。
金沢市湯涌地区の山奥。金沢を代表する河川、犀川と浅野川の源流に挟まれた水源豊かな土地に当社の養蜂場はあります。金沢は独特な自然環境で、日本で一番雨が多く、湿度も高い。さらに雪も積もるので、みつばちさんを育てるにはひと苦労…な環境なんです。
それでも初夏は日照時間も多くなり植物がよく育つ土地なので、金沢ならではのはちみつ生産には最適です。
また、他の養蜂場では初夏までしかはちみつを採らない(採れない)というところも多い中、夏山で多くのはちみつが採れるのも大きな特徴のひとつです。
それだけ植物の種類が豊富な、生命力豊かな自然環境という証拠でもあります。
金沢育ちのみつばちさんに、優しい養蜂場でありたい。
養蜂場に遊びに来ていただいた方たちに、「すごいねー!」と言われることがあります。
それは、巣箱のフタを開けるときに必ず1箱1箱ノックしていること。
だって、自分の家をいきなり開けられてじろじろ見回られたらイヤじゃないですか?(笑)
みつばちさんは大切なパートナーだからこその礼儀のひとつです。
巣箱の内検時だけじゃなく、みつばちさんにできるだけストレスやダメージを与えないように注意を払います。
みつばちさんが花の蜜を集めるのは自然の営み。そのリズムにできるだけよりそい、効率や生産性よりもみつばちさんのことを第一に考えたいからです。
なんでみつばちさんて呼ぶの?と思われたでしょうか。
みつばちさんは大切なパートナーだし、心から大切に思うからこそです。
当社は大規模な養蜂場でありませんが、だからこそ1箱1箱としっかりと向き合って丁寧な管理を行い、金沢育ちのみつばちさんと日々を過ごしています!